INTERVIEW

Episode4

期待を超えるための新しい挑戦

SAIバイヤー(本社) 2007年入社

コストコ本社の商品購売部に正社員として入社。3年間にわたって、在庫管理に携わる。2010年にアシスタントバイヤーに昇進し、その後、2014年バイヤーに昇進。

ビジネスモデルに興味を持ち、入社を決意
前職は、青果物を扱う商社の営業職として働いていました。その会社では営業職の女性が少なく、「この先も働き続けられるのだろうか?」と将来のビジョンを想像することが全くできず、転職を意識するようになったんです。コストコは大学卒業後、アメリカで生活していた頃によく利用していました。コストコに入社を決めたのは、ビジネスモデルに興味を持ったから。自社で買い付けた原材料を使って商品開発を行い、倉庫店で商品を展開しているところに興味を持ちました。日本の文化に合った倉庫店を作るのではなく、世界の倉庫店をスタンダードにしているのもユニークだと思いましたね。日本での話題性も高かったですし、企業としての可能性を感じました。

入社後はまず、商品購売部で在庫管理を担当しました。その後、社内公募制度を使って、アシスタントバイヤーへ。バイヤーに昇格したのは、入社して7年後のことでした。社内には尊敬できる上司や同僚が多く、また自分の能力を試してみたいと思える環境だったこともあり、バイヤーを目指すのはとても自然な流れだったと思います。
幅広い仕事を経験できるから、やり甲斐は充分
私は現在、ホットドッグやピザなどを販売するフレッシュ部門のバイヤーとして働いています。私たちのミッションは、コストコらしい商品、特別感を感じられる商品を作ること。“コストコブランド”を商品として表現していくことが仕事です。原材料の仕入れから、輸入申請の手続き、原材料の管理、商品の試作まで幅広く関われるので、大変さはありますが、やり甲斐も充分。自分が開発に携わった商品がヒット商品になったときは、喜びもひとしおです。会員様に「コストコらしい商品だね」と評価いただけたときは、今までの苦労が報われますね。

バイヤーは一人で仕事をしているわけではなく、倉庫店の販売スタッフとも密に連携しており、チームの団結力、目標を達成したときの充実感なども分かち合うことができます。また中には、世界全倉庫店共通のサプライヤーから買い付ける原材料もあるので、各国のバイヤーたちとコンタクトを取ることもあります。日本にとどまらない大きな舞台で活躍できることも、醍醐味の一つです。
コストコの“新定番メニュー”を作る
2017年に、新メニューとして「ローストビーフサンドイッチ」を販売しました。価格は780円と、コストコにしては高額な商品。今まではホットドッグやピザなど焼く工程のあるメニューが多かったのですが、ローストビーフや野菜といったフレッシュな原材料を使うことも、新しい挑戦でした。

商品開発で大切なのは、“コストコらしい”かどうか。お肉をしっかり食べるアメリカ本国の文化にならって、お肉を180gもたっぷり使い、値段の2~3倍の価値ある商品を作ろうとプロジェクトを立ち上げました。中途半端な商品は作りたくない。自信を持っていいものを作りたい。そんな強い気持ちで臨みました。もしかしたら、値段だけで評価されてしまうのでは?と悩むこともありましたが、いざふたを開けてみると売れ行きは絶好調!なんとNo.1の大人気商品に迫るヒット商品になりました。低価格で高品質というコストコのメニューから、一歩前進できた大きな挑戦でしたね。「品質」「ボリューム」「コストコらしさ」という3つの軸さえブレなければ、会員様に受け入れてもらえるんだという自信にもつながりました。
上司の姿を見て、挑戦する面白さを知る
コストコには、「やらないより、やってみよう」という風土があります。挑戦した結果、失敗してしまっても大丈夫。そこで得た経験は、次の糧になるからです。だからこそ受け身ではなく、自分の意思で自分の道を切り開いていくことが大事。自ら手を挙げれば、チャンスが与えられますし、自分のやり方で任せてもらえます。正直にお話しすると、入社当時はこの自由度の高さに戸惑うこともありました。でも上司の背中を見て、挑戦することの面白さを知り、積極的に行動できるようになりました。今では、枠に収まらない活躍ができるこの環境に感謝しています。

職場には、目標にしたい上司がたくさんいます。管理職に就く女性の方も多いので、将来のビジョンもイメージしやすいです。コストコには、キャリアを追求したい人も、私生活を充実させたい人も、どちらも活躍しています。自分が大切にしたい働き方を尊重してくれるのが嬉しいですし、選択肢がたくさんあるのは安心感につながっています。

会員様は、私たち以上にコストコを知ってくださっています。会員様の期待を裏切るようなことは絶対にしたくない。これからも信念を持って、常に会員様を楽しませ、驚かせる仕掛けをしていきたいと思っています。

Schedule of the day

<ある1日のスケジュール>

06:00 起床
ゆっくり出社準備。朝食をとって本社に出勤。
09:00 出社
メールチェック。倉庫店からのリクエストや問題などの連絡が入ることもあれば、他国倉庫店のバイヤーから情報共有があることも。
10:00 商談
国内の取引先から新メニューの提案を受ける。試作のアイデア出しを行う。
13:00 ランチ
忙しい仕事の合間に、ランチでリフレッシュ。
14:00 商談
引き続き、国内の取引先から新メニューの提案を受ける。
15:00 社内プレゼン
ベーカリー部門、デリ部門、フレッシュ部門のスタッフが集い、数ヵ月後にリリースする新商品を試作。
部長にプレゼンを行い、評価を受ける。
18:30 退社
今日やるべきタスクを終え、退社。
19:30 帰宅
夕食をとって、ゆっくり家族と自分の時間を楽しむ。

Episode

Episode1

明確なビジョンが仕事の原動力

Episode2

仕事も子育ても精一杯楽しむ

Episode3

一人ひとりの活躍が会社を変える

Episode4

期待を超えるための新しい挑戦